先程のより少ない物資の流通と、より高い物価の意味するところに関していえば、それは、市場の流通や流動の度合いが緩和され、よりゆったりとしたものとなることを意味しているといえます。 私たちは、今までのような急速な態様にて、購買・売却・生産することのない代わりに、購買・売却・消費一回分における金銭額の移動も大きくなるのです。 だから、総じて、取引額に変化は生じないということになります。また、それは、我々人間のバイオ・リズムに合った生産、および消費のあり方を意味するのではないかといえます。 そういったペースにおける生産活動や消費生活のあり方が、人間のみならず資源という側面からいっても、同じ生命を抱える地球のバイオ・リズムに合っていると考えられます。 さらに、情報産業に関しても、その示す基準が、適切な情報の内容の水準や取扱い分量に関する指針となり得るでしょう。 それは、我々が肉体や能力を酷使して疲労し、そこから回復するのに一定時間の休息を要するのと同様、資源や物資もまた、消費され、廃棄されて後、生態系の循環のサイクルに戻るのに、相当な時間を要することからも明らかです。 むしろ、我々は、できるだけ多くの物資が、そういった循環のサイクルに入る方向で発展を進めるべきであるといえます。 この一連の問題には、人間が自身の身体、如いては地球という生命体をいたわるべきであるという自然の側からの主張が暗示されているのではないでしょうか。